小児科とは
日常診療や乳児健診、予防接種を通して、日頃から子どもたちと接することで 1人1人の性格や特徴を知り、子どもの健やかな成長を見守っていきたいと思います。
子どもさんがいつもの状態と違うかなと思う時には、いつでもご相談ください。病気だけでなく 成長、発達、育児の悩みなどもご相談くさだい。
受診されます時には、子どもさんがいつからどのように症状が始まり変わっていったかを簡単にメモして来院していただき問診表にご記入ください。
当院での検査、診療の結果、さらに専門的検査や治療が必要な場合は、総合病院,こども病院、などへのご紹介も致します。
学校検診で受診を勧められた場合もご相談ください。
「受診のすすめ」の用紙を持参していただき、来院してください。
予防接種
「感染症から子どもたちを守り、社会全体に感染症が広がらないようにすること」
赤ちゃんはお母さんのお腹の中で抗体という免疫をもらって産まれてきます。その後、数か月で次第に抗体価が低下してしまうので 感染症が重症化してしまい最悪の場合は死亡することもあり 助かっても後遺症が一生残ることもあります。予防接種を行うことで、子どもたち1人1人の健康を守り、周囲の子どもの健康を守ってあげることが大切です。
感染症の原因は細菌やウイルスの病原体を弱めたり、無毒化したりすることで作られます。ワクチンは注射、赤ちゃんの飲むワクチンがあります。
予防接種は かかりつけ医のクリニックで1人1人の子どもさんの体調に合わせて行うことが大切です。
赤ちゃんは生後2か月から定期接種の予防接種をスタートしましょう。
流行性耳下腺炎(おたくふく)ワクチンは 任意接種のワクチンですが1歳になったら受けることができる大切なワクチンです。
おたふくかぜで難聴になる
おたふくかぜはムンプスウイルスの感染で起こる病気です。
おたふくかぜにかかると、耳の下が痛くなり腫れてきます。高熱を出すこともあります。
(合併症)
無菌性髄膜炎、感音性難聴、脳炎、精巣炎、卵巣炎、膵炎
流行性耳下腺炎と診断された 1~2%が入院を必要とする髄膜炎を合併します。
音を感じる神経が壊されて片耳(時に両耳)が聞こえなくなることがあります。おたふくの0,1~1%、年間700~2300人がムンプス難聴になっています。片耳だけの難聴は、特に子どもの場合は 難聴になっても親がすぐ気づかず、その後学習やコミュニケーションでうまくいかなくなって初めて気づくこともあります。
大人になってかかると、めまいや耳鳴りも伴って仕事や日常生活に支障をきたします。
ムンプス難聴になるかどうかは、熱や腫れの程度や無菌性髄膜炎の合併を伴うかは無関係です。おたふくかぜにかかったことに気づかない不顕性感染のこともありますが、それでもムンプス難聴になってしまうことがあります。
頻度の高い片側性難聴は気づかれないことも多いです。
両側性高度感音性難聴の発症はまれですが、補聴器や人口内耳の装着を必要なります。
1歳になったら MR(麻疹風疹混合)ワクチンと同時に1回目をできるだけ早く受けましょう。2回目は年長でMRを受ける時期に5~6年開けて接種することをおすすめします。
おねしょと夜尿症
乳幼児期のおねしょは成長とともにおさまりますが、小学校に入っても夜尿が続くことが少なくありません。そのことによって子どもが自信をなくしたり、ストレスが多く子もいます。夜尿症は医療機関で治療できる病気です。
受診の目安は 小学校入学頃6~7歳ころがいいでしょう。
治療することにより 2~3倍早く治すことができます。
夜尿症とは「5歳を過ぎて週に2回以上の頻度で少なくとも3か月以上連続して夜間睡眠中に夜尿を認めるもの」
有病率は5歳児で5人に1人(20%)、その後1年ごとに15%ずつ自然治癒していきますが、小学校高学年・10歳でも20人に1人(5%)くらいに夜尿がみられます。治療により平均2年早く治すことができます。
夜尿症の主な病因は、「遺伝的素因を基盤に、尿意による覚醒障害に加えて、夜間多尿、排尿筋の過活動のいずれか、または両方による夜間の尿量と就寝中の膀胱容量のミスマッチ」とされます。
夜尿症治療
夜尿症治療のスタートは、生活習慣の改善です。
夜更かしなどの睡眠リズムの不規則な生活を是正し、生活リズムを整え、食事、排便習慣を見直し、水分の摂り方の工夫入浴、身体を冷やさないなどの生活指導をいたします。夜尿症の類型診断を基に医師の生活指導を受けて 2~3割は改善に向かうと言われています。
生活習慣を正し、それを基に診断に基づく薬物治療、おねしょアラーム(濡れるとなるブザー)を用いた治療を開始します。治療開始後1年間で9割の患者さんが改善を認め、1年で約50%、2年で80%、3年で90%の治癒率になります。
夜尿症外来:受診希望の方はお電話で予約をお願い致します。
tel.054-282-0085
〒422-8033
静岡県静岡市駿河区登呂5丁目11-9
診療内容:内科、小児科、婦人科
院長:柴山 修介
最寄駅:JR静岡駅より静鉄バス登呂線「登呂遺跡バス停」下車徒歩1分
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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8:30~12:00 | ○ | ○ | ▲ | ○ | ○ | ○ | - |
15:00~18:00 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | - | - |