婦人科について

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生理前や生理中で体調がすぐれない、更年期のほてりや倦怠感が強い、おりものの臭いが気になる、避妊に失敗したかもしれない、等、若年から高齢の方まで全年齢を通して女性には女性特有のお悩みがあります。

しかし一方、婦人科というと特に若年の方、高齢の方に受診あるいは、相談がしにくいと思われる方が多くいらしゃいます。また学業や、仕事、家事、子育てなどが忙しく、受診が遅れ、症状が悪化してから受診する方も多くみられるのが実情です。

当院の婦人科は女性医師が担当し、30歳~40歳であまり病院にかかる機会がない方でも、婦人科の症状(婦人科のがん検診や乳がん検診なども含め)を気軽に相談できる、地域に密着した「婦人科のかかりつけ医」を目指しています。

患者様一人ひとりに寄り添った、丁寧な診療を心掛けており、他科で受診が必要と判断した場合には専門の医療機関に相談させていただきますので、どこに受診していいかわからないときにも、お気軽にご相談ください。

月経困難症

生理の期間中には下腹部痛、腰痛などを始めとする何らかの身体の不調を自覚される方は多いと思います。その症状の重さは人それぞれですので、なかなか周囲の理解が得られず、生理痛は体質によるもの、ひどい痛みは生理の期間だけ、と自分に言い聞かせて無理をしたり我慢していたりしませんか?

辛い月経困難症には、過労やストレスが原因と考えられている「機能性月経困難症」というものもありますが、下腹部や腰の痛みの原因に、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症など、何らかの病気が隠れていることもあります。長い間放っておくと不妊の原因となるものもあります。その場合、早期の治療が必要となりますので、年齢を問わず、一度受診されることをお勧めします。
  ※内診が必要な際はご希望を伺って診察をさせていただきます。

月経前症候群

生理開始の3~10日くらい前から始まる不調で生理開始後に軽快する症状のことを言います。日本では月経のある女性の約70~80%が月経前に何らかの症状があると言われています。症状としては、頭痛、乳房痛、腹痛、イライラするなど精神的なものなどがあり、お困りの方も多いです。

症状があってもすべての方に治療が必要なわけではありませんが、毎月生じる症状で日常生活に支障をきたす場合は、ご受診をお勧めします。生活のリズムを整えたり、生活習慣を見直すことで改善される場合もありますし、薬により女性ホルモンの大きな変動を抑える治療も効果があります。また痛みには鎮痛剤、むくみには利尿剤、精神的なものにはセロトニンに作用する薬など、対症療法を行うことも可能です。また漢方による治療もあります。

おりもの異常

おりものはデリケートゾーンから体外へ排出された分泌物です。生理現象の一つであり、女性ホルモンが正常に働いている証拠なので、おりものが生じること自体は問題ありません。生理的なものがほとんどなので、量や色、臭いに神経質になる必要もありません。しかし、おりものの性状によって子宮などの病気に気付くこともよくありますので、異常サインに注意しておくことが大切です。

正常なおりものは、無臭で透明に近い乳白色です。下着に付着すると薄い黄褐色に変化することもありますが、これも特に問題ありません。量は排卵期に増え、生理前までに次第に減少します。

これに対し、異常があると色や量などに変化が起こります。何日も多量のおりものが続いている、デリケートゾーンにかゆみや痛みがある、おりものに血が混じっている、膿のようなものが混じっている、といった症状が見られたときは早めにご相談ください。

更年期の悩み

閉経は女性が必ず経験するイベントであり、更年期は閉経前後の5年と併せて10年間で生じる女性ホルモンバランスの変化によって様々な症状が引き起こされるのが特徴的です。ホットフラッシュ、発汗、頭痛、肩こり、ふらつき、めまい、イライラ、気分の落ち込みなどが多く、ホルモンバランスの乱れによる月経不順、月経異常もよくあります。(生理が1カ月に2回きた、以前より1回量が多い)

さらに更年期には、職場や家族のストレスが重なり、多様な症状には身体的・心理的・社会的要因が関与しています。お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

骨粗鬆症

骨密度は思春期より急激に増加し20歳頃にはピークに達します。骨は常に形成と吸収という過程を繰り返しており、女性ホルモンもそのサイクルに関与しています。女性は閉経を機に女性ホルモンの急激な低下を生じ、それに伴い骨密度も低下するリスクがあります。閉経後は一度骨密度の測定をすることをお勧めします。
妊娠中や授乳中にも骨密度が低下する可能性があり、30歳代より骨密度に関心を持つことは将来の骨粗鬆症予防に重要であると考えられます。

骨粗鬆症は骨折して初めて診断されることも多いですが、骨密度が低下する前から食事や運動、必要に応じてビタミンなどのサプリなども取り入れて予防していきましょう。

医療法人社団 柴山クリニック

tel.054-282-0085

〒422-8033
静岡県静岡市駿河区登呂5丁目11-9

診療内容:内科、小児科、婦人科
院長:柴山 修介
最寄駅:JR静岡駅より静鉄バス登呂線「登呂遺跡バス停」下車徒歩1分

:第2・4水曜日は休診となります。
※婦人科診療は要予約
※発熱外来は予約制です。来院前に予めお電話でご連絡ください。
PCR検査も実施しています。
休診日:日曜、祝日
診療時間 日祝
8:30~12:00
15:00~18:00